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ドローン操縦技術の練習履歴
前のページで飛行練習の経過を記載しましたが、実際にはもっといっぱい失敗談があります。このページではもう少し詳しくお伝えし、お読みになった方がより効率的に飛行経歴を積み上げられる一助にしていただけたら幸いです。
最初に購入したのは左にあるHolystone社のHS200です。
トイドローンの中で「FPVカメラがついていて空中の映像が見れること」「一定の姿勢制御装置(高度維持機能)がついていること」「そして比較的安価であること」が選択肢でした。
電池の充電やスマホアプリの設定などを終えて、室内で恐る恐る最初のフライト、高度維持機能が効いていて無事空中に浮いてくれました。
「思いのほか簡単!」と気をよくしたのですが前後・左右に結構ふらつきます。8畳間程度ではすぐに壁に当たりそうになり、FPVカメラの映像を楽しむどころではありません。
室内飛行をあきらめ近くの浜辺に出かけました。その日は風のない穏やかな日、恐る恐る離陸させると無事5mほどまで上昇、でも高く上げると風に流されるので、地上2m程度で前後・左右や向きを変える練習を積みましたが、そのうちにどちらに向いているのかわからなくなりどんどん離れて行ってしまいます。
慌てて緊急着陸、砂の上に落ちた機体を探して拾い出すことを何度も繰り返しました。操縦中は機体を追いかけるのが精いっぱい、スマホに映っているFPVカメラの映像など見ている余裕はありません。
「FPVカメラ付き」を選択したのは初心者の私には欲張りすぎだったと反省しています。
飛行練習は一定時間集中してやりたいものです。ところがトイドローンの電池は小さくせいぜい15分の飛行が限度、同梱されている1個だけでは足りません。予備電池が必須ですがこれが高い。4個セット(充電分配器付)でドローン本体と同じ程度の価格です。
本格的なドローンの場合も同じですが、予備電池は必ず必要です。購入を検討するときは最初から見込んでおく必要があります。
それでも何度か繰り返すうちに、国交省の標準マニュアルにある「上昇・下降」「ホバリング」「定位置での左右の方向転換」「水平飛行」」などができるようになりました。
なんとなく自信がついたので、DJI社のMavicProを購入しました。
同じように砂浜で初飛行、こちらはびっくりする安定感です。GPSを含めた姿勢制御技術はすごいものだと感心しました。
撮れている動画も揺れを感じません。これなら飛行許可などを取る価値ありです。10時間以上の飛行を積むため友人から刈り取り後の田圃を借りてGSProを使用した自動操縦機能(範囲を指定した自動写真撮影など)も含め操縦技能の訓練に励みました。
飛行時間も10時間に近づき、飛行許可申請書の作成に取り掛かったところで、飛行させる者の能力記載欄に「GPS等の機能を利用せず・・・・・」という文言があるのに気付き2度目のびっくり!大失敗です。
このままでは申請書を提出できません。ネットをググってもMavicProのGPS機能を遮断する方法はありません。GPSアンテナの上にアルミホイルを張っても、その状態で体育館など屋内で試してもGPSはしっかり働いてくれます。iPadにもGPSを利用しているという飛行履歴がしっかり残っています。MavicProの機能の優秀さを恨んでしまいます。何とか飛行訓練を積む方法はと考え、トイドローンでの室内訓練を思い立ち最初に受講した際の講師、長井行政書士が紹介していたParrot社のMamboを購入しました。
この機体は小粒なのに結構値段が高い。中国製とフランス製の違いでしょうか?(hi)
姿勢制御装置として高度維持のほかに加速度センサー・ジャイロセンサーなどを備えていますので、安定感はしっかりしています。前後・左右に動かしていてもプロポのスティックを話すとその場でピタッとホバリングします。全くの初心者でも安心して飛ばすことができます。
またアプリの設定でNORMALモード(すべてのセンサーが作動)、DRIFTモード(高度のみ安定化する)、RACINGモード(すべての姿勢制御が手動となる)の3種類の設定ができるので、Atti(GPS等の姿勢制御装置を使わない)モードの練習ができます。
ただ、小粒の割に重量があるので慣性は強く働き、NORMALモード以外で飛行させるときは早めに方向転換しないと壁にぶつかります。さらにしっかりした安全システムを組み込んであるので、少し壁に接触した程度でもモーターを緊急停止し激しく墜落してしまいます。
私もプロペラを3本、プロペラガードを2本破損してしまいました。悪いことにプロペラガードを販売しているところがとても少ない。ネットをググってやっと販売店を見つけました。(大手カメラ店でした。)発注したのですが届いたのは3か月後、サポートが弱いのは困りものです。
それぞれの機体の個性をよく知って置く必要があると痛感しました。
結局Mamboの飛行はしばらくあきらめ、ほかの機体を物色しました。
今度購入したのはHolystone社のHS170という機体です。
トイドローンだけで3機目、さすがに高価なものは買えません。姿勢制御装置は何もなし、ユーチューブなどを見ると「気を付けないと天井にぶつかる」と注意されています。
でもまあ安価なので壊れてもあきらめがつくだろうと、これも予備電池込みで購入、届いて開けてみると本当に小さい。同じHolystone社のHS200は300㎜×300mm、HS170は120㎜×120㎜、4分の1の大きさです。重量も軽いし音も小さい。
確かにプロポのスロットルスティックを少し動かしただけで激しく上下します。この調整に少し時間を要しましたが、慣れてくると小さく軽い分8畳程度の部屋でも自在に飛んでくれます。壁にぶつかっても軽いからダメージも小さく、壊れにくい利点もあります。ただし、モーターは停止しませんのですぐ墜落ということにはなりませんが、突然傾いた方向に飛んでゆくので注意が必要です。
結局飛行練習にはこれが一番役立ちました。いまも時々練習用に室内で飛ばしています。
屋外で飛ばすのは禁物、軽いですから風に乗って風下に流されます。力がないから戻ってきてくれません。小さいですからすぐに視界から消えますよ。
制御装置の無いトイドローンを結構自在に操るようになったので、これで飛行許可・承認申請できるかなと改めて申請書や標準マニュアルを読み直すと、申請する機体で経験と能力が必要と読めるではありませんか。トイドローンで経験を積みましたと申請しても許可してくれる保証がありません。やむを得ずAttiモードに切り替えできるPhantom4Proの購入を決断。しかし20万円を超える追加出費は痛い!!
年末も押し詰まった12月28日Phantom4Proが届きました。いかにも「ドローンです。」と主張しています。
早速飛行練習と行きたいところですが正月明けは大雪、練習用にお借りした田圃に行くどころではありません。
近くのコミュニティセンターの体育館をお借りして室内で練習飛行、風がないとAtti(姿勢制御装置を使わない)モードでもかなり安定に飛行しますが、慣性が働くので動いていた方向に流れていきます。
GPSが働いていた時には気にしなくてよかった「ホバリングが大切な技術である。」というのがよくわかります。
屋外での練習も必要と雪消えを待って飛ばしましたが、風速3mでもAttiモードでのホバリングは難しい。
秒速3mは時速11km、人の駆け足より早いのですから「GPS等の姿勢制御装置が働かない事態」(ビル影や渓谷の中など)でドローンを安全にコントロールする技術は大切だと実感しました。
Phantom4Proを飛ばしてみていくつか気付いたことがあります。
最初はプロペラガードです。少しケチってサードパーティーの安価な物を取り付けたのですが、上昇・下降はできるのですが前後・左右に動きません。
よく考えてみたら障害物センサーが働いているためでした。プロペラガードが障害物と検知され、移動を拒否していたのです。メーカーの純正品を買いなおしました。
もう一つはデジタルズーム機能です。MavicProには搭載されているので上空で大きく映したいところをズームアップしていたのですが、Phantom4Proではできません。
改めて仕様書を見ると旧型のPhantom4にはあったのですがPhantom4Proになってズーム機能は省かれたことがわかりました。少しがっかりです。
以上、いろいろ経験し、費用も無駄遣いしてしまいました。皆さん私のようにならぬよう参考にしていただければ幸いです。
Attiモードの練習をやりたい方、私のPhantom4Proを使ってみませんか?ご相談に応じます。